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“隠れ家的シリーズ” 我ながら良い案が浮かんだものだと自負しています。
そして、前回に続きシティ・ポップ編の第2弾の始まりです!!
初回の方をまだ読まれていないようでしたら、是非とも隠れ家的シティ・ポップⅠ【こんなシティ・ポップファンが居てもおかしくないでしょ?】の方からご覧くださいね。シティ・ポップに至るバカな経緯を説明しています。
そんなこんなで、独自の捉え方で隠れたシティ・ポップの名曲をちょっと違った角度からご紹介していきますね。

ヒネクレ者が選んだシティ・ポップの名曲

初回の『隠れ家的シティ・ポップ』の投稿を読んでいただいた方の中には「こんなのシティ・ポップではないね」と言いながらも、「今度はどんなものを持ち出すのか…」って少々気になっている人もいるのでは?そんな期待に応えるべく、個性的な感覚で臨みました第二弾です!!
早速いってみましょう!!

1. マカロン / all at once

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西島秀俊濱田岳らが主演のテレビドラマ「シェフは名探偵」のオープニングテーマで、専ら録画して観るタイプの私が、珍しく本編にスキップせず聴き惚れていた曲だ。お洒落でいてキャッチー、そして穂のかに温かみを感じる名曲。
この曲に出会うまで all at once を知りませんでした(なんせ、おばさんなんで)。にわか勉強ですが、北海道出身のITUKIさんと宮崎出身のNARITOさんのボーカルデュオで、爽やかなハーモニーを聴かせてくれます。新しい時代を突き進んでいる若手活躍ミュージシャンRa-U小名川高弘と中堅の音楽家、亀田誠治がタッグを組み、よりマイルドに洗練された曲が生まれたのだと私は思う。
可愛い動画もお楽しみくださいネ。
★2021年1stアルバム『all at once』
★作詞:Ra-U / 作曲:Ra-U・亀田誠治 / 編曲:亀田誠治・小名川高弘
コレ聴け!

2. Morning Bird / 船越由佳

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プログレ志向が感じられるシンガーソングライター。実際、Yuka&Chronoshipというプログレバンドにも所属しているのだが、どの辺がシティ・ポップなのか… 改めて考えるとわからなくなった。強いて言うなら空気感? シティ・ポップには聴こえない人も名曲なので最後まで聴いてみてください。ギターソロの入り方がロックぽくて好きです。
アルバム全体を通しての印象は、型にはまっておらず、そうかと言って奇をてらったような不自然さもなく、アレンジも演奏もスムーズでとても好感のもてるアルバムです。
★2000年ソロ3rdアルバム『Morning Bird』
★作詞・作曲:船越由佳 / 編曲:御代川昌史
コレ聴け!

3. Zin-Zin / 久石譲

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クラッシック、ポップス、映画音楽…等々、幅広く音楽に携わってきた天才アーティスト。
作曲、編曲、指揮者、ピアニストの肩書があり、数々の受賞も受け、国内問わず海外からの需要も多い。代表的なものだと「風の谷のナウシカ」をはじめジブリ映画のほとんどを彼が担当しており、彼の音楽に触れていない人はいないのではないでしょうか。
そんな音楽人生、提供曲が多い中、今回は数少ないソロ作品から紹介します。全体的に大人の都会的な雰囲気が漂う無機質な曲調だが、サビでは感情を表現しており全体的に調和がとれている。正に、色々なジャンルに精通した人が作ったシティ・ポップとも言えるのではないでしょうか。
★1988年ソロ4thアルバム『illusion』
★作詞:松本一起 / 作曲・編曲:久石譲
コレ聴け!

4. First impression / 野猿 feat.Ca

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バラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』の中で誕生した音楽ユニット。
しかし、素人集団(とんねるずと音楽家は除く)の彼らが本格的に音楽界を揺るがすまでに成長するのだ。詳しくは既にFirst Impression / 野猿 feat. CA の感想は?【平成の名曲】で投稿しているのでお立ち寄りください。
これぞ都会!っていうようなモノラルシンセとお洒落な電子ピアノをバックに気だるいハミングで始まる。一転かっこいいシンセのイントロが入り、Aメロに突入。以降Aメロ、Bメロは女性と男性が交互に、そしてブリッジとサビは一緒に歌うというパート分け。実のところ、大げさに聞こえるかもしれないけど近年稀にみる名曲だと思っています。今回はシティ・ポップくくりで紹介していますが、音楽全体の中でもトップ10には入っていそうです。
★2000年7thシングル
★作詞:秋元康 / 作曲・編曲:後藤次利
コレ聴け!

5. 白い魚と青い魚 / BEGIN

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三宅裕司のいかすバンド天国』という音楽オーディション番組から誕生した、沖縄のグループ「BEGIN」。その時の誕生秘話は、既に投稿している白い魚と青い魚 / BEGIN の感想は? 【平成のラブソング】 に詳しく書いてありますので良かったらどうぞ!!
ボサノヴァのリズムがお洒落感を醸し出しているが、反面、切ない内容の歌詞がお洒落感だけではなく情緒面も表現され、クールにサラッと聴くわけにはいかない名曲です。
★1997年8thアルバム『音楽旅団Ⅱ』
★作詞:真名杏樹 / 作曲:BEGIN / 編曲:白井良明
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6. モノクローム / 亜蘭知子

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シティ・ポップ界では必ず名前が登場するシンガーソングライター。作詞家としての顔もあり他者への作品提供も数多い。
正にシティ・ポップ、というイントロで始まり、雰囲気に酔い時間も止まってしまうかのようなAメロBメロと続き、一転、ブリッジ、サビは想像もつかないようなスリリングでドラマチックメロディー展開となる。全体的に大人っぽいムードの、ありそうでない名曲です。
★1982年2ndアルバム『色彩感覚』
★作詞:亜蘭知子 / 作曲・編曲:笹路正徳
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7. Rain / センス・オブ・ワンダー

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大学講師、音楽番組の講師、小説家などの経歴をもつ音楽家キーマンの難波弘之が組んだプログレバンドS・O・W。
『SYNPHBEAT』このアルバムは時代に順応したポップス路線に大きく振り切っており、シンプルでコマーシャルな曲が多い。中でも「Rain」は、イントロの雰囲気が個人的に大好きな音が詰まっている。音楽のムードだけだと、少し明るい印象を受けませんか?今まで全く歌詞を気にせず只々雰囲気で聴いていたけど、この機会に歌詞を意識したところ、なんとこの曲の良さが倍増する結果となりました。
動画作成のために当初準備していた画像は、てるてる坊主やカエルの置物、カラフルな傘などのポップ路線で、全て白紙に戻さなければならなくなりました。新たな画像探しには結構時間を要しましたが、イメージに近いものができたと思います。雨上がりとともに完全に恋が終わる様子を表現しました。後半の歌詞の「rain,rain,rain戻ってくrain,rain,rainめぐり合うもっと前に」が印象的です。
一味違うシティ・ポップをお楽しみください!!
★1987年アルバム『SYNPHBEAT』
★作詞:田口俊 / 作曲:小室和之、難波弘之、鈴木’リカ’徹 / 編曲:S・O・W
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8. Presence Ⅰ / STUTS & 松たか子 with 3exes feat.KID FRESINO

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少し年配の方だと「松たか子以外は横文字ばかりで意味がわからん」ですよねえ~ 「&」や「with」や「feat」なんかが付くと「なんのこっちゃ!」ってなりますよね。私もそうです。時代について行けていなて私は、送らばせながらウィキペディアで横文字の方を調べましたが、時間が経って文章にしている今は記憶からとんでいます。今を代表するような人気の音楽関係者だったことだけは覚えています。申し訳ありません。
そんな時代について行けていない私ですが、テレビドラマはまあまあ見ていて、まさしく、この曲はテレビドラマの主題歌なのです。松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』というトレンディ?ドラマで、岡田将生角田晃広松田龍平ら演じる元夫が、元妻に未練を残したままでいる状況をコミカルに描いている。しかし、エンディングテーマが流れた瞬間、さっきまで三枚目だった角田さんが一気にクールな角田さんに変化するのだ(あとの二人も同様)。それと「with 3exes」とは三人の元夫のことで、彼らはコーラスを担当しています。
詳しい分類はわかりませんがラップ系の曲で、クールでお洒落感満載です。私には、現代のシティ・ポップに聴こえました。
★2021年テレビ番組コラボ曲
★作詞・作曲 : butaji、STUTS / トラック制作・プロデュース :  STUTS
コレ聴け!

9. FAID IN~溶明~ / 戸田恵子

– 只今、音源準備中-

10. Shine On Morning Star / 菊地真美

– 只今、音源準備中-

終わりに

第二弾、いかがでしたか?
今回は、テレビの企画系の曲が多かったですね。
これからもシティ・ポップに聴こえる曲を発見するかもしれませんが、まとまったら第三弾を企画したいです。その時はどうぞよろしくお願いします。